気になるタワマンの内側!
- 貴史 後藤
- 2月5日
- 読了時間: 2分
以前タワマンの内覧に行ってみようと申し込んだところ、「ウン万円必要です」という記載を見て「見るだけでお金が必要なのか。。。本当に住んでいる世界が違うんだな」と内覧を断念した記憶があります。
それから数年、、、
ぶらりと入った書店で「タワマン理事長」という本を見つけました。当時の記憶が蘇り、内覧よりも安い値段だったのでさっそく読んでみました。
読んでびっくり。あれだけ高額な商品なので住み始めたら全部業者がやってくれるイメージでしたが、むしろ逆でした。
タワマンの住民となると同時にマンション管理組合の組合員となります。その組合員から構成されるマンション管理組合があり、その役員は輪番制となっています。なので著者のようにある日ポストに封筒が入っていて、「あなたはマンション管理組合の役員になります」という通知がくるのです。
その役員の人たちでタワマンの保守、財務、広報、活動のチェック、管理業者への対応依頼を行うので、ちょっとした自治体だと感じました。
この管理業者はマンションに関わることをなんでもやってくれるわけではなく、営利企業なので契約以外のことはお金が発生します。そのたびに理事長は積立金とにらめっこして「10年後の改修費用が足りるだろうか?」と悩んだ結果、理事長自ら草むしりをするということもあったそうです。
多くの人が憧れるであろうタワマンの内側が知れる一冊。
住環境というのは住んでみないとわからない。だからこそ住んでからが知りたいわけです。そんな”住んでから”をリアルに感じられる一冊でした。
タワマンを検討されてる方には役立つ一冊。
違う世界を覗いてみたい気持ちを満たす一冊。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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